炭酸泉とは？

あけましておめでとうございます。

美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。

前回前々回とトリートメントについてお話しました。
今回は、当店で取り組んでいる「美髪」を作っていくうえで必要不可欠なアイテム
炭酸泉についてお話しましょう。

2年くらい前に流行っていた炭酸泉。
なんかもう昔の物感かなりありますが、まだまだ必要なのです。

まず炭酸泉とは。

炭酸泉は炭酸ガス（二酸化炭素）が溶け込んだお湯のことです。
日本の温泉法ではお湯1リットルに炭酸ガスが２５０ｐｐｍ含まれていれば炭酸泉と認められるそうです。
濃度が1000ppm以上になると療養泉と認められており、特に効果が高いようです。

ここでよく間違われるのが炭酸水（ビールやサイダー等）と炭酸泉です。

炭酸泉はお湯に炭酸が溶け込んだもの。
炭酸水は水に混ぜたもの。です。

炭酸濃度も違って
炭酸泉は1000ppmくらいですが、炭酸水は3000～4000ppmになります。

だったら濃度が高い炭酸水の方が効果あるんじゃないの？と思われるかもしれませんが、

それは違います。

液体にちゃんと溶解されているかどうかが大事なのです。
溶け込ませたものと、混ぜただけのもの　これが大きな違いになるのです。

混ぜただけのものは、気泡も粗く、すぐに炭酸が抜けてしまいますが、
溶解させたものは、気泡のキメが細かく、発泡もあまりしないので、
2～3日持ちます。（当店のものは1週間持ちます。）
キメが細かいのでお肌にもやさしく、長時間　炭酸が発泡せず持続するので治療などに適しています。
（炭酸の状態が不安定だと効果が得られないのです。）

一時期流行った、炭酸コスメなどは、ほとんどのものが、
この「溶解されていないもの」になるので、効果については微妙なようです。

効果として。

血流促進（毛母細胞に効果あり）
頭皮の汚れの除去
毛髪に付着したシリコンや油汚れなどの除去
アルカリになっている髪の毛を弱酸性に整える
キューティクルを整える
があります。

ですが、流行りものに否定的な方もたくさんおられるようで、
「炭酸泉の効果は無い」と論じている記事もいろいろ出ているようです。

ですが。

実際に炭酸泉を実感している
プロの美容師さんもたくさんいらっしゃいます。

私もその一人です。

炭酸泉で流した髪の毛と、ただのお湯で流した髪の毛を
トリートメントもオイルも付けず素髪の状態のままドライヤーで乾かします。
乾かした後の髪の手触りとツヤ感は、驚くほど違うんです！

ちょっとの違いではないのでお客様にも感じて頂けます。
うちのお客様にも炭酸泉をされた方からは
「天使の輪っかが出来てるね。」と喜んで頂いています。


一度フラットな「素髪」を感じて見られるのもよいですね！

ではまた。











 

こんにちは。美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。
髪の健康を維持していく上で必要なアイテム

「トリートメント」

このトリートメントですが、どこの美容室に行っても何種類か用意されていて、
どれを選べばよいのか？分かりにくいですよね。

今回は「filamentでのトリートメント選択方法。」です。


人の髪質は多種多様あります。
なので、トリートメントも2～3種類では、対応できないと考えています。
（10種類でも対応できるか？疑問ですが…。）

お薬が、病気に応じてだされるように
髪の毛も今の状態に対応したものを施術するべきですよね。

髪質に応じたトリートメント選びを簡単にご説明します。

最初に髪の細い方へは、

髪の毛を強くし、引っ張ても切れないようにし、
枝毛防止も期待できるトリートメントを施術させて頂いています。

このトリートメントのもう一つの特徴は
髪の毛一本の太さが太くなり、ペチャっと寝てしまう髪の毛を
フワッと立ち上がらせることが出来ます。

この効果は特に年配の方に喜んで頂いています。

このトリートメントは施術後に少しキシム感じがあったのですが、
米粉と数種類の天然油の前処理剤をすることで、水分保有量も増えて
手触りも改善され、更にパワーアップしました。

次に太くて多い方には、

シリコン配合のトリートメントには無い（ベタっとした質感）
さらっとした自然な質感に仕上がります。
髪の内部に保湿をしっかりしてくれるので、
乾燥も改善させてくれます。

このトリートメントのはさらに細かく髪質に合ったものをチョイス出来るので、
いろいろなお悩みを持っているお客様に対応できます。

髪の広がりを抑えたい方。
髪のツヤが欲しい方
髪の手触り感をUPさせたい方。
髪の乾燥を軽減させたい方。
カラーやパーマで傷みきってしまった方。
(その他にも対応できますが、）
などなどです。


他にも今の現状の傷みを早急に何とかしたい方用の
応急処置的なトリートメントや

簡単で低コストでトリートメントしたい方用など

いろんな状態に対応できる多種多様のトリートメントを用意しています。

フィラメントでは、
なぜこのトリートメントがあなたに必要であるか
このトリートメントには何が入っているのか
そして、どのような仕上がりになるのかを
きちんと説明して施術させて頂いています。


今後、美髪を維持していきたいと思っている方は、
「私にはどんなトリートメントが必要なの？」
と、一度ご相談して下さい。

広島で唯一の美髪再生美容室
「フィラメント」

お役に立てると思います。

ではまた。








 

こんにちは。美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。

昨日、深夜やっているテレフォンショッピングで、
某家電メーカーのヘアドライヤーの販売をしていたので
ボーっと見ていたのですが、

「今すぐ電話しなきゃ。」と思っちゃいました。

とにかくこの商品は素晴らしいという商品説明を、何度も繰り返しするので、
深夜、頭の思考回路がOFFモードになっている時にはすぐにノックアウトされてしまいます。
ほんと危険です。

ですが、ちょっと考えてみました。(ここが私のエライところです。）

実際に使用していない商品をすんなり買っていいのか？

重さは？風量は？耐久性は？コードの長さは？取り回し感は？など、

普段使いするので、自分のライフスタイルや髪質そして、髪の長さなどに
マッチしていないと、ずっと使い続けて行くうちに必ず不具合がでてきます。


ではまず、どんなドライヤーが良いのか？



最近では「マイナスイオン」や「ナノイー」、「セラミック」など、
多種多様の商品がでていますよね。(掃除機メーカーも出しましたよね。）

僕がドライヤー選びで一番重要視していることは…。

早く乾かせるもの

平日、仕事から帰って来て、寝るまでの時間はみなさんあまり無いですよね。
そして、髪の毛を乾かすこと自体がそこそこ重労働で面倒な作業なので、
なおのこと、時間はかけたくないと思います。
しかし美髪を維持するためにも髪の毛は必ず完全に乾かさないといけません。
(いい加減に乾かしてる方も多いと思いますが注意ですよ）

なので、出来るだけ早く乾かせるものを選ぶことがベストなのです。


つづいて、ドライヤーの上手な使い方です。




まず、乾きにくい襟足や、耳後ろの根元を乾かします。

７０％位乾いたら、いつもハネたりクセがでる箇所を軽く指でひっぱりながら、
重点的に乾かしましょう。(根元から中間まで）
この時、風の向きは後ろから前へです。

以前もお話したように、髪の毛が生えている方向と同じ方向
つまり、前向きに乾かすことで、収まりが良くなり同時にツヤ感も得られます。

そして、髪全体の根元と中間部分が１００％乾いたら、
最後に毛先部分を整えるように乾かしましょう。

＊前髪が割れる方は、
どこよりも最初に右からと左から交互に風をあてて、
指で挟んで引っ張りながら仕上げるといい感じになります。

髪全体が完全に乾いたら最後に　冷風　を当てましょう。

冷風を当てることによって、キューティクルが閉じてツヤ感が得られ、
収まりもよくなります。

最近では高価な買い物になりつつある、ヘアドライヤー
選ぶ時にはちゃんと、触って使って選びましょうね！

ではまた。






 

こんにちは。美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。

今回は家でのお手入れに必須アイテム

ヘアアイロンの使い方について。

家電量販店やネット通販などを見ても現在、アイロンはいろんな種類のものがありますね。

温度が220度まで上がるものまであります。

と、ここで疑問

果たして高温の方が良いのでしょうか？

ブローなどをする時にもそうなのですが、
美容師さんは同じ場所には数秒しか熱を当てていません。
ですが、皆さんはどうでしょう。

ドライヤーやアイロンの熱を同じ場所にしばらく当てていませんか？

以前にも触れたように、髪の毛はタンパク質です。
卵もタンパク質ですが、熱したフライパンの上にのせるとどうなりますか？

目玉焼きになって硬く固まってしまいます。

これが「タンパク質の熱変成」です。

固まってしまったタンパク質は二度と柔らかくなりません。
つまり、引っ張るとプチっと切れてしまいやすい状態になるのです。

タンパク質の熱変成

乾燥の場合・・・150℃～210℃
湿っている場合・・・60℃～80℃
パーマ液やカラー剤が残留している場合・・・40℃

上記を見て頂くと乾燥した髪の毛の場合150℃から熱編成が始まることがわかります。
つまり、150℃以下の熱でアイロンすれば傷みにくいということです。
（推奨温度は120℃くらいですが…。）

そして、髪の毛の性質上

温めて冷やすと形がつきやすい。


ということがあります。

120℃くらいのアイロンで数秒温めてから、ドライヤーの冷風などですぐに冷やしてあげると
きれいなカールが長時間維持できます。

アイロンの工程時のみではなく、ブローの時にも使えますので試してみて下さい。

温めて冷やす。

これが美髪を維持していく上で大切なお手入れの仕方です。

ではまた。


 

こんにちは。美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。


美髪にこだわるようになり、毛髪のことをいろいろ勉強していくにつれて、
とても大きな矛盾点を感じ、そのことにいつも悩まされていました。

その矛盾点とは…。

美髪を維持していこうと思えば、ある程度ファッション性を犠牲にしなければいけない。

ということです。

たとえば、「髪の毛を明るい色にしてみたい。」や、「クセ毛を何とかしたい。」などの
ご要望をかなえようと思えば
ハイトーンのカラーリングや縮毛矯正を施術することになります。

なにも施術をしていない髪の健康状態が１００％であるなら、
1度、たった1度の施術しただけで
美髪状態は20～30％になります。(私の感覚ですが）

もちろん、カラー(ハイトーン)や縮毛矯正なども毎回全体に施術をしなければ、
それ以上の傷みにならないようにセーブしてあげる方法はいくつかありますが、


1度傷んでしまった髪の毛は治らないのです。


しかし美容師としては
美しくなりたいという希望は出来る限り叶え、そしてお手伝いさせて頂きたい。



[キレイな髪を維持してあげたい。]
と、
[髪が傷んでもお望みのヘアスタイルにしてあげたい。]

この二つの相違な矛盾点のせいで、難しい選択を強いられることがあるのです。

ここ数年で、この矛盾点に対して少し柔らかく考えられるようになり

最近では、カウンセリングの時に

20代では、20代の美髪を
30代では30代の、
そして40代では20代と30代の方とはまた違う美髪へのアプローチを、
その方の年齢とライフスタイルを考慮したうえで提案させて頂いています。

若いうちにいろんな髪型にチャレンジしましょう
そしてある程度の年齢になったら、お肌のお手入れと同じように
髪のお手入れも少しづつ入念にしていきましょう。
そして髪の毛本来の、潤いとツヤ感で実年齢よりも見た目の若さを

他人も貴方の髪の毛を気にしています。



うちのお客様の体験談ですが
「普段あまり喋ったことのない方から｢いつも髪がキレイですね。」と言われたの。」
という喜びの声を何度か聞きました。

もしご自分がこう言われたら・・・。

その日、一日ＨＡＰＰＹな気持ちになれると思いますよ。

ファッション性と、対極にある美髪については
ちょうど良い加減のところを一緒にに探せたらと思いますので、
どんどんご相談くださいね。

では、また。












 

こんにちは。美容室フィラメントの美髪再生師　松田です。

最近、「髪の毛が膨らみます。」や、「毛先が急に跳ねてきたの。」
などのお悩みを聞くことが少し多くなってきました。

もちろん、乾燥する冬の間に傷んでしまったのも原因の一つですが、この傷み。

この半年間で出来てものではないのです！

女性の場合、ボブスタイルの方で約３～４０ｃｍくらい、
ロングの方では、約５～６０ｃｍくらい髪の長さがあります。

髪の毛が1ヵ月に伸びる長さは1～1.5ｃｍくらいなので、
ボブの方は約3年以上、ロングの方はなんと6年以上伸ばしていることになるんです。
あんまり考えたことは無いでしょうがこの日数は驚きですね。

例えば、あなたは6年前に何をしていましたか？

明確に思い出せませんよね。そのぐらい月日がたっているんです。
そして、この長い間に髪の毛は傷んでしまったのです。

では、原因は？

・美容室で施術したパーマ(縮毛矯正）やカラー。
・家でのお手入れ(ブローやアイロン）。
・シャンプーやトリートメントのヘアケア商品。
・紫外線などなど。

これらによって傷みがどんどん蓄積していったのですね。

以前にもお話ししたように、髪の毛は一度傷むと治りません。
なので、自分の髪の毛が、

今までにどんなことをしてきたのかをある程度覚えておくことが大事なのです。





カウンセリングの最中に「縮毛矯正をかけたのはもう1年も前なんです。なのに傷みが治らなくて」
と、言われる方がいらっしゃいます。

では、それまでに何回、縮毛矯正やカラーを繰り返ししてきて、この長さになっているのか？
履歴を振り返って考えると現在の髪の毛の傷みにも頷けると思います。

自分の髪の毛の履歴を知ること。

が美髪にするのに一番の近道になります。

そして、あなたの髪の毛の傷みについてなぜ傷んでいるのか？
をきちんと判断して、正確な処置をしてくれる美容師を
見つけることが最大重要事項かもしれませんね。
(これが一番難しいかもしれませんが…。)
では、また。